2023年2月1日水曜日

esp8266ボードライブラリ

esp8266 VFOで使っているボードライブラリは、開発当時(2020/6)に最新版(2.7.1)をインストールした。ボードの需要が多いせいなのか不明だが、2023/1月時点のバージョンが3.1.1である。最新版3.1.1でesp8266_vfo_1.1をコンパイルすると、エラーが発生した。少し古い3.0.0でコンパイルすると、エラーは発生しないが実行結果は左である。この表示も数秒周期で点滅し、正常動作しない。esp8266_vfo(mono版)を含め、esp8266_vfo_1.1(8ch版)を正常動作させるには、開発当時と同じボードバージョンにする必要がある。   




1.ボードライブラリの確認


    


    












Arduino IDEのツール ー> ボード ー> ボードマネジャーを選択する。


2.インストールしてあるバージョン


 

   

 


 検索入力ラインにesp8266と入力すると、インストールしてあるバージョンを確認する事が出来る。

esp8266 by ESP8266 Community バージョン2.7.1 INSTALL この様に表示すれば、問題ない。もし違っていたら、バージョン変更を行う。


3.バージョン変更











2.7.1を選びインストールする。インストールが終わればバージョン変更完了。

   

2023年1月26日木曜日

esp8266 VFO Ver1.10(8BAND)

esp8266 VFOにPCF8574AT(HW-171)を追加したマルチバンド版である。MODEスイッチとBANDスイッチを追加し、自動モード切替をやめた。無線機とのI/FとしてのMODEとBANDは、PCF8574ATの出力を直接繋げれるように単一出力となる様にデコードした。今回使ったPCF8574ATボード(HW-171)は、バス接続できるので簡単にDIOを拡張する事ができる。公開済みのモノバンド版と一部仕様が異なる所がある。







回路図

D0のTX入力は、ローアクティブ(0V送信)に変更した。
FCF8574AT(HW-171)のSCLとSDAは、1kでプルアップされてるが、3.3k追加してプルアップしている。

PCF8574ATボード(HW-171)

#2 addr 0x39
#1 addr 0x38
 


 




スケッチ


























バンド設定は、周波数テーブルに8バンド定義した。DEF_Fは、デフォルト周波数。LOW_Fは、最低周波数。HI_Fは最大周波数である。8バンド以上に拡張する場合、PCF8574ATのさらなる追加とスケッチ追加、修正が必要。











IF周波数とBFOの周波数を変更する時は、ここを修正する。VFOは、upper heterodyneの動作で、直接スケッチに書いている。一般的なBFO周波数を示す。BFO_LSBは、IF+1500Hz。BFO_USBは、IF-1500Hz。BFO_CWは、IF+700Hz但し、トーン周波数を700Hzとした場合。また、BFO_AMは必要なければ0Hz、SSBモード(何らかのキャリアが無ければ復調できない場合)でAMを受信するのであれば、BFO_LSBと同一設定すれば良いかと思う。













最大何バンドにするのかは、Max_Bandで指定する。例えばMax_Band 6にした場合、3.5Mhzから21MHzの6バンドになる。(先頭に書いて有る3.5MHzから数えて6バンドとなる)
既に書込みを行ったEEPROMデータをクリアするには、Int_Endを73以外の数値に変更する。これは重要で、EEPROMクリアしなければ以前のデータが読み込まれて動作するので、意図しない動作をするかもしれない。LW_RITはRIT下限周波数、またHI_RITはRIT上限周波数。














PCF8574ATのアドレス設定は、ここで行っている。

スケッチ等のダウンロード

このVFOに必要なファイルは、ダウンロードサイトからダウンロード可能。
Download siteにあるesp8266フォルダのesp8266_vfo_1.1.zip


2023年1月5日木曜日

si5351a TFT 2.2"VFO Ver.1.3(8BAND)

2.2"TFTを使ったマルチバンド(8バンド)のレスポンス改善版VFOである。基本的に1.8"版と同じだが、細かな所で一部変更修正している。特に説明するところは無いので、2023/1/3投稿の1.8"版を参照されたい。





回路図

スケッチ等のダウンロード

このVFOに必要なファイルは、ダウンロードサイトからダウンロード可能。

Download siteにあるsi5351a TFTフォルダのsi5351a_TFT22_1.3.zip

  

2023年1月3日火曜日

si5351a TFT 1.8”VFO Ver.1.3(8BAND)

si5351a 1.8"TFTを使ったマルチバンド(8バンド)VFOである。このVFOは、Ver1.2をマルチバンド化したもの。特徴は、PCF8574を拡張出力ポートとして使った。UNO/nanoで動作確認済み。総合的なレスポンスも良いので、上手くまとまったと思う。







回路図


 スケッチ

バンド設定は、周波数テーブルに8バンド定義した。DEF_Fは、デフォルト周波数。LOW_Fは、最低周波数。HI_Fは最大周波数である。8バンド以上に拡張する場合、PCF8574のさらなる追加とスケッチ追加、修正が必要。



 











IF周波数とBFOの周波数を変更する時は、ここを修正する。VFOは、upper heterodyneの動作で、直接スケッチに書いている。一般的なBFO周波数を示す。BFO_LSBは、IF+1500Hz。BFO_USBは、IF-1500Hz。BFO_CWは、IF+700Hz但し、トーン周波数を700Hzとした場合。

 









最大何バンドにするのかは、Max_Bandで指定する。例えばMax_Band 6にした場合、3.5Mhzから21MHzの6バンドになる。(先頭に書いて有る3.5MHzから数えて6バンドとなる)
EEPROMデータをクリアするには、Int_Endを49以外の数値に変更する。これは重要で、EEPROMクリアしなければ以前のデータが読み込まれて動作するので、意図しない動作をするかもしれない。EEPROMデータのデフォルト値読み込みは、STEPを押しながら電源onでも出来る。

スケッチ等のダウンロード

このVFOに必要なファイルは、ダウンロードサイトからダウンロード可能。

Download siteにあるsi5351a TFTフォルダのsi5351a_TFT18_1.3.zip


  

     

2022年12月23日金曜日

PCF8574 DIO拡張

Arduino UNO/nanoを使っていると、DIO点数が不足する事がある。DIO点数の多いMPUを使えば良いが、I2C接続のPCF8574を使えば簡単に拡張できる。拡張したDIOで、LEDのスイッチによるon/offスケッチを書いた。デバイスのアドレスは、表4の右側(R/Wなし7ビット16進アドレス)である。



回路図




デバイスアドレス

スケッチ

















ダウンロード

必要なファイルは、ダウンロードサイトにあるPCF8574フォルダのLEDswitch_on_off.zipダウンロード可能。


2022年12月21日水曜日

si5351a TFT VFO Ver.1.2

2017/6/3公開の1.8"TFT VFOエンコーダ操作時のレスポンスなどの問題もあり。見直した。当時、Arduino UNOで開発したが、機器に組み込むには大きすぎる。そこで、Arduino nano(UNOより使える容量が少ない)で動作出来る様、改造。
【改造点】
・エンコーダレスポンス改善
・Arduino nanoも動作
・他バンドへの改造が容易
・バグ修正

回路図     



       

      ライブラリの変更

si5351aコントロールの為、コンパクトなオリジナルライブラリを使っている。このライブラリで出力可能な周波数は、500kHz~150MHzである。しかし、AM BFOは0Hzを出力したいので工夫が必要。そこで、500kHz以下の周波数設定の時、出力offにした。






    





途中省略









以下省略

黄色マーカー部分が、si5351a2.hの追加変更箇所である。

他の周波数への変更方法

このVFOは前バージョン同様、モノバンド用である。


1)EEPROM初期化比較値’73’を他の数値に変更して、デフォルト値を初期値としてロードさせる。黄色のマーカ値を33,49,72など0以外の数値に変更する。







2)バンド変更とIF周波数及び、BFO周波数変更

周波数校正方法

スケッチを書き込んだのみでは、周波数が正しく出力されない。これは、何れのライブラリを使っても言える事で、校正をしなければ正しい周波数にならない。

【校正前】                【校正後】

校正手順
 1)si5351aのch2(BFO出力)に周波数カウンターを接続する。
 2)VFOをLSBモードにする。この時、IF_FREQがデフォルト値であれば、10.715MHz
  を出力している筈である。もし、10.715MHzいがいであれば3)の作業を繰り返す。
 3)si5351a2.hの黄色マーカ部の数値を変更して、コンパイル、書込み10.7150MHz
  になるまで繰り返す。

スケッチ等のダウンロード

このVFOは、500kHzから150MHzまで出力可能だが、表示は1Hz台から99MHz台までである。理由は、ヘテロダイン出力の見直し、表示域を増やすことによるレスポンス低下懸念がである。スケッチは99MHz台まで表示可能。追加機能として、EEPROM初期化をSTEP SWを押した状態で電源onすると、デフォルト値になる処理を含めた。

Download siteにあるsi5351a TFTフォルダのsi5351a_TFT18_1.2.zip







2022年4月8日金曜日

uSDX FST3253/CBT3253


FST3253またはCBT3253が使えるPCBを作った。特徴は、RF AMPを実装可能としたことである。RF AMPは、MMICでMSA0886用に設計したが、同様なデバイスで有れば実装できるであろう。もし、RF AMPが不要であれば、ジャンパーすればよい。また、FST3253は、変換基板を用いDIPで使っている。このDIP16変換基板は、SOP16/TSSOP16/SSOP16に対応している。変換基板の入手さきは、Aliexpressである。国内で販売されてる変換基板は、仕様が異なる為、使えない。
         



変換基板     

SOP16からDIP16に変換。入手先は、Aliexpress










LPFなしの写真

LPFを外した状態。中央下の赤色が、FST3253とCBT3253の切替ジャンパーpin。その横がMMIC実装スペースである。この写真は、RF AMPなし。
   
  











回路図



スケッチ     

Ver1.02wを使用。
回路図、Gerver file、スケッチを纏めてuSDX_CBT.zipにしてある。Download siteのuSDXフォルダからダウンロード可能。