中華ハンディ機(UV-5Rなど)に使われているRQA0009を使ってRFアンプを作った。このRQA0009は、Aliexpressで50円/個で入手できるので、ローコストのアンプが作れる。製作したアンプは、広帯域1段構造である。PCBは、市販のRFモジュールを模造し、配線部は片側とした。市販のRFモジュールとコンパチブルにしたかったが、寸法25x50、信号配置オリジナルとなった。回路は、お世話になっているJA2NKD/1 OMの回路を使用した。
回路図
測定結果
条件:アイドリング時のドレイン電流を150mA・電源電圧 13.8V・SGからCWモードで10mW~20mWを出力。
結果、HF~50MHz帯まで5W出力を確認。
問題点
今回製作したPCBは、裏側面ベタグランドプレーン構造でスルーホールによる放熱を試みたが、チップが高温で連続した出力を得るのは困難であった。チップ面の放熱が必要である。
チップ面の放熱対策
PCB部品面にアルミ板で放熱させる構造とした。チップの上側にある穴にスタッドを取り付け、アルミ板を固定。チップ面に皿ネジを当て、アルミ板に放熱させる様にした。
皿ネジの頭が、チップ面に接触させる構造。チップ面に放熱シートを挟み、放熱個効果を高めた。熱電対などの測定環境がないが、アルミ板に熱が伝わっており、放熱効果が確認できた。