H/Wインストール(USBを使う場合)
USB規格ではD +に1.5kのプルアップ抵抗が必要だが、このボードは誤った値(R10 10kまたは、4.7k)となっている事が知られている。R10を1.5kまたは、1.8kに交換する事が必要である。但し、PCとのマージンの問題なので、通信が行えない場合のみ、改造すれば良い。
stm32duinoインストール
- Arduino IDE 1.6.9をここでダウンロードしてインストールする。
- IDEを実行し、ツールメニューでボードマネージャを選択し、使用可能なボードのリストからArduino Zeroを検索し、ARM CortexーM0+をインストールする。
- STM32のZIPファイルを含むファイルをダウンロード。
- 解凍してArduino_STM32フォルダを作成する。但し、フォルダ名は変更しない事。
- Arduino_STM32フォルダをMy Documents / Arduino / hardwareにコピーする。 (hardwareフォルダが存在しない場合は、作成する必要がある)
Arduino IDE 1.6.9を使う様に書いて有るが、IDE 1.8.1を 使っても問題は起きてない。(但し、全ての機能を試した訳でない)
Bootloader(書込みしない)
Bootloaderとは、スケッチをマイコンボードに書込み、ロードなどを行うstm32f103c8t6のF/Wである。PCからシリアルまたは、ST-LINKを使う場合、Bootloader書込みは不要。USBを使う場合、Bootloader書込みが必要となるが、Power onまたはReset後、スケッチがロードされる迄に数秒待たなければプログラムが動作しない為、USBは使えない。
stm32f103c8t6に書き込まれたオリジナルのF/Wを使えば良い。
BOOTスイッチ(基板上のDIP SW)
ST-LINK V2
BOOT0 0側BOOT1 0側
書込み/Power onまたはRESET時とも同じ設定でOK。但し、シリアルモニタ機能は使えない。
シリアル
書込み時BOOT0 1側
BOOT1 0側
Power onまたはRESET時
BOOT0 0側
BOOT1 0側
シリアルモニタ機能が使える。
USBアダプタ
ST-LINK V2
アダプタ stm32f103c8t6
2pin SWDIO SWDIO
4pin GND GND
6pin SWCLK SWCLK
8pin 3.3V 3.3V
シリアル
左側(CH340G) stm32f103c8t6
TX A9
RX A10
3.3V 3.3V
GND GND
右側(FT232RL) stm32f103c8t6
RX A9
TX A10
3.3V 3.3V
GND GND
スケッチ(Lチカ)
// the setup function runs once when you press reset or power the boardvoid setup() {
// initialize digital pin LED_BUILTIN as an output.
pinMode(PC13, OUTPUT);
}
// the loop function runs over and over again forever
void loop() {
digitalWrite(PC13, HIGH); // turn the LED on (HIGH is the voltage level)
delay(1000); // wait for a second
digitalWrite(PC13, LOW); // turn the LED off by making the voltage LOW
delay(1000); // wait for a second
}