トロイダルコアを使った回路図である。同調周波数は、シュミレーションで定数を決めたが、インダクタのズレと、トリマーの最少容量(10p程度)による誤差で、トリマが殆ど抜けた状態で同調。ピークに合わせられるので、定数変更は行わない。
公開済みのPCBにデカップリングを追加したのみ。 PCBサイズ 62x48。
FCZコイル版
FCZタイプのコアを使う方が安定動作を期待出来る。ただ、FCZ純正品は生産が終了している。ジャンクコイル(TOKOなどのFCZタイプ)またはコアキットを使って手巻き、もしくは、FCZ純正タイプ3rdパーティ製使用の選択肢がある。ただ、費用を抑えるのであれば、手巻きのみ。 10.7Mhzコイルは、市販品。それ以外、手巻した。
FCZタイプを使った回路図である。コイルの巻き数は、FCZ144相当。また、2ピンにデカップリングを入れてないが、何ら問題は起きてない。
PCBサイズ 62x48。ただ、部品を実装した高さが、トロイダルコア版より高い。
結果
局発に水晶発振子を使う限り、性能差はないが、自励発振(LC発振)の場合、トロイダルコアの方が安定(対電圧)していた。また、コイルの手巻きは、FCZタイプより、トロイダルコアの方が有利であろう。100MHzh以下であれば、トロイダルコアでも実用的な物ができると思う。技術講習会であれば、トロイダルコア。入門者向け講習会であれば、3rdパーティのFCZタイプを利用するのが良いと思う。